BeagleBoard 向け Qt 5

Published Wednesday January 25th, 2012
13 Comments on BeagleBoard 向け Qt 5
Posted in Qt | Tags: ,

昨年の Qt Developer Conference Tokyo 2011 へのご来場、誠にありがとうございました。Qt Developer Conference Tokyo 2011 では 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 様のご提供により、BeagleBoard-xM をプレゼントさせていただきました。その BeagleBoard-xM ですが、Qt 5 (の一部)のビルド済みイメージを同梱してあり、BeagleBoard-xM 上で Qt Quick 2.0 を動かすことが出来るようになっています。

この記事では、BeagleBoard 用 Qt 5 のビルド方法を解説します。なお、ビルドは Ubuntu 10.04 LTS を用いて行いました。

The Ångström Distribution

今回作成したイメージのベースには The Ångström Distribution(以下、Ångström) を用いています。Ångström は OpenEmbedded をベースにしたディストリビューションです。BeagleBoard 用の OpenGL ES のパッケージがあることから、今回は Ångström を使用することにしました。

console-image の作成

まずは http://www.angstrom-distribution.org/building-angstrom に従って Linux の起動イメージを作成します。今回は console-image を用いますので、systemd-gnome-image の作成は不要です。まずは下記のそれぞれを bitbake で作成してください。

  • virtual/kernel
  • console-image

カーネルイメージと console-image が作成できたら、それらを用いて BeagleBoard 上で Linux が起動する環境を作成 してください。

OpenGL ES ドライバのインストール

上記のページの手順では OpenGL ES はインストールされませんので、OpenGL ES 用パッケージを別途作成します。必要なパッケージは libgles-omap3 ですので、以下のコマンドで作成できます。

MACHINE=beagleboard ./oebb.sh bitbake libgles-omap3

パッケージが問題なく作成できたら BeagleBoard のイメージにインストールしてください。パッケージは build/tmp-angstrom_2010_x-eglibc/deploy/ipk/ 以下に作成されていますので、その中から下記のパッケージ(バージョン番号は異なる可能性があります)を SD カードの適当な位置にコピーします。

  • armv7a/devmem2_1.0-r7_armv7a.ipk
  • armv7a/fbset_2.1-r4_armv7a.ipk
  • armv7a/libgles-omap3-blitwsegl_4.03.00.02-r17_armv7a.ipk
  • armv7a/libgles-omap3-flipwsegl_4.03.00.02-r17_armv7a.ipk
  • armv7a/libgles-omap3-frontwsegl_4.03.00.02-r17_armv7a.ipk
  • armv7a/libgles-omap3-linuxfbwsegl_4.03.00.02-r17_armv7a.ipk
  • armv7a/libgles-omap3_4.03.00.02-r17_armv7a.ipk
  • armv7a/libstdc++6_4.5-r45+svnr181733_armv7a.ipk
  • beagleboard/omap3-sgx-modules_1.6.16.3977-r113a_beagleboard.ipk

また、以下のパッケージも Qt を動かす場合に必要になるので、一緒にコピーしておきましょう。これらのパッケージは console-image を作成する際にビルドされているはずです。

  • armv7a/libjpeg8_8c-r2_armv7a.ipk
  • armv7a/libpng12-0_1.2.46-r2_armv7a.ipk

今回の Qt 5 の実行では必要ありませんが、OpenGL ES のデモプログラムである下記のパッケージもついでにコピーしておくと動作確認などに便利です。

  • armv7a/libgles-omap3-rawdemos_4.03.00.02-r17_armv7a.ipk

各パッケージは BeagleBoard の Linux 上で opkg コマンドを使ってインストールできます。

opkg install *.ipk

インストールした段階では OpenGL ES 用のモジュールが動いていませんので、/etc/inid.d/pvr-init や再起動を行ってください。
なお、私が試したときには /usr/bin/cputype コマンドの不備で /etc/inid.d/pvr-init が正常に動作しなかったため、適当に修正して動かしました。lsmod してドライバ(pvrsrvkm, bufferclass_ti, omaplfb)がインストールされていない場合には パッチ をあててみてください。

libgles-omap3-rawdemos パッケージをインストールしていれば、/usr/bin/SGX/demos/Raw/ にデモプログラムがあるので、これらが正常に動作するか確認すると良いでしょう。

Qt 5

リポジトリのセットアップ

まずは Building Qt 5 from Git を参考に Qt 5 のリポジトリを準備してください。ただし、ソースを全て取ってくるとなると巨大になるため、init-repository には --no-webkit--no-update オプションを用いて、必要なモジュールのソースだけを取得することをお薦めします。

Qt 5 で Qt Quick 2.0 を動かすために最低限必要なモジュールは下記の通りで、Qt Developer Conference Tokyo 2011 用に作成したバイナリで用いたリビジョンを参考に記載しておきます。

モジュール リビジョン(Qt Dev. Conf. Tokyo 2011用イメージ)
qtbase ac188d9582af49fd1bd8de992fddd4740abb5ce3
v8(qtbase/src/3rdparty) d28b6a024826aaa48a8b3e69c096d01c91aff2c9
qtxmlpatterns ede75fb49c9ed59304976b8ba1523874771f7c87
qtdeclarative 831486bb2eed0c1d6bcab9fa75baea3d90bd07b1
XmlListModel(qtdeclarative/src/imports/xmllistmodel 以下*) 99cf198b2b459333099e19ca777a563b96614a85

*: 本来、XmlListModel は qtdeclarative モジュールに含まれていますが、タイミングの都合上、別にビルドしました。最新のリポジトリをビルドする際には qtdeclarative のビルド時に一緒にビルドされます。

また、BeagleBoard 用設定ファイルとして http://gitorious.org/qt-platform-mkspecs を参考に使用しています。こちらのリポジトリも入手してください。なお、qt-platform-mkspecs のリビジョンは b8f8409453d551b23380c3584c2ba337f7e8f9ef を使用しました。

mkspecs

各リポジトリの取得が終わったら、mkspecs の準備をします。まずは qt-platform-mkspecs の 5.0/linux-omap3430-g++ を qtbase の mkspecs 以下にコピーしてください。mkspecs とは、Qt をビルドする際のツールチェインなどの設定を記載したものです。

cp -a qt-platform-mkspecs/5.0/linux-omap3430-g++ qtbase/mkspecs/

qt-platform-mkspecs の設定はパスが Ångström の環境とは異なりますので、qtbase/mkspecs/linux-omap3430-g++/qmake.conf を編集してください。編集が必要なのは SYSROOT と GCC_PREFIX の値です。
オリジナルの値は以下になっていますが、

SYSROOT=/stores/ti/beagle/beagle-narc-rootfs
GCC_PREFIX=/opt/toolchains/arm-2010q1/bin/arm-none-linux-gnueabi

Ångström の場合、SYSROOT に build/tmp-angstrom_2010_x-eglibc/sysroots/beagleboard/ 、GCC_PREFIX に build/tmp-angstrom_2010_x-eglibc/sysroots/i686-linux/usr/bin/armv7a-angstrom-linux-gnueabi/arm-angstrom-linux-gnueabi のフルパスを指定しておけば良いでしょう。

qtbase

まずは qtbase をビルド、インストールします。インストール先は /opt/qt/5 にしていますが、好きなディレクトリに変更しても大丈夫です。今回は画面の表示に X11 や Wayland はもちいずに、フレームバッファを直接 OpenGL ES で駆動する eglfs を用います。eglfs プラグインは通常はビルドされないため、別途ビルドを行います。

cd qtbase
configure -prefix /opt/qt/5 -developer-build -confirm-license -opensource -nomake tests -nomake examples -nomake demos -nomake docs -no-xcb -no-wayland -little-endian -xplatform linux-omap3430-g++ -arch armv7 -opengl es2 -release
make
make install
cd src/plugins/platforms/eglfs/
make
make install
cd ../../../.. cp mkspecs/qmodule.pri /opt/qt/5/mkspecs

最後の qmodule.pri のインストールを忘れないようにしてください。

なお、タッチスクリーン用のプラグインである src/plugins/generic/linuxinput/ 等も必要な場合は make & install してください。

qtxmlpatterns

引き続いて、qtxmlpatterns をビルドします。

cd qtxmlpatterns
../qtbase/bin/qmake QMAKE_ABSOLUTE_SOURCE_PATH=$PWD/../qtbase -o Makefile qtxmlpatterns.pro
make
make install

qtdeclarative

Qt Quick の必須モジュールである qtdeclarative をビルドします。

cd qtdeclarative
../qtbase/bin/qmake QMAKE_ABSOLUTE_SOURCE_PATH=$PWD/../qtbase -o Makefile qtdeclarative.pro
make
make install

Qt 5 のインストール

ここまでで、/opt/qt/5 以下に Qt 5 のクロス環境が作成できました。実機での実行するには /opt/qt/5 以下のバイナリを実機の同じパスへコピーしてください。ただし、全てをコピーする必要はありません。必要なファイル・ディレクトリを以下に示します。

  • bin/qmlscene
  • lib/
  • plugins/
  • imports/ (追加: 2012/1/31)

フォントも必要になりますので、ソースの qtbase/lib/fonts ディレクトリを /opt/qt/5/ilb/ 以下へコピーしてください。

また、Qt Quick 2.0 を試すにはそのプログラムが必要です。qtdeclarative/examples の下を適当なディレクトリにコピーしておきましょう。

実機での実行

Qt Quick 2.0 からは Qt Quick 1.x のときの qmlviewer ではなく、qmlscene を使って QML ファイルを実行します。試しに、examples/declarative/text/fonts/hello.qml を動かしてみましょう。

/opt/qt/5/bin/qmlscene -platform eglfs examples/declarative/text/fonts/hello.qml

以下のような画面が表示されたでしょうか。

スクリーンショット(hello.qml)

スクリーンショット(hello.qml)

オプションで eglfs プラグインを指定していますが、これは QT_QPA_PLATFORM 環境変数に指定しておくことも出来ます。$HOME/.profile などで指定しておいてもいいでしょう。

是非、他の QML ファイルも試してみてください。現状で全てのサンプルが正常に動作するわけではないですが、パーティクルの一部なども動いていますし、Qt Quick 2.0 で高くなった表現力やパフォーマンスを体験することが出来ると思います。

まとめ

簡単ではありますが、Qt 5 を BeagleBoard で動かす方法を紹介しました。まだまだ Qt 5 自身が開発中と言うこともあり、キーボード入力用のプラグインが eglfs 用には存在しなかったり等問題もありますが、これを機に色々試していただければと思います。

今回は既存のウィンドウシステムを用いない eglfs で動かしましたが、環境を整えれば xcb ベースのプラグインのビルドが出来ることまでは確認してあります。X11 上で Qt 5 を試したり、Wayland での動作を試すのも面白いでしょう。

最後に、英語版の Qt Blog では Raspberry-Pi の記事 がいくつか出ていますが、ハードは違いますが BeagleBoard も Raspberry-Pi もほぼ同様の感覚で扱うことが出来ます。Qt Creator の設定方法など、そちらも参考にしてください。

質問などありましたらこの記事のコメントか、Developer Network日本語フォーラム へお願いします。

Do you like this? Share it
Share on LinkedInGoogle+Share on FacebookTweet about this on Twitter

Posted in Qt | Tags: ,

13 comments

朝木卓見 says:

デバイスにインストールするディレクトリに imports が抜けていたので追加しました。

kakuta yonehiro says:

カーネルイメージと console-image が作成できたら、それらを用いて BeagleBoard 上で
Linux が起動する環境を作成 してください。
Q:linux のOSをSDに書き込むことでしょうか?
  やり方はリンク先に従うのでしょうか?英文で何をどうするのかわかりません。
  日本語マニュアル等はありませんか?
初心者でたまたまボードがあたりました。
よろしくお願いします。

朝木卓見 says:

残念ながら、BeagleBoard の日本語マニュアルの存在は知りませんが、 http://www.ibm.com/developerworks/jp/linux/library/l-beagle-board/ など、検索すれば BeagleBoard で Linux や Android を動かしている記事などが見つかりますので、それらを参考にしてください。
組み込み Linux に関する入門的な本なども参考になるかもしれません。

今回の場合、具体的には
1) SD カードのフォーマット
2) イメージの SD カードへのコピー
が必要になります。

1)の SD カードのフォーマットは BeagleBoard の付属のものを流用する場合には不要ですが、新しく別のカードを用いる場合には必要となります。慣れない内は付属のカードはリファレンスとして残しておいて、もう一つ作業用のカードを作成することをお勧めします。
手順としては http://www.angstrom-distribution.org/demo/beagleboard/ から mkcard.txt を入手して、SD カードのデバイスに対して実行してやります。
例えば SD カードが /dev/sdc だとすると、sudo sh mkcard.txt /dev/sdc と実行します。
指定するデバイス名にはくれぐれも注意してください。

2) イメージのコピーですが、console-image 作成後は build/tmp-angstrom_2010_x-eglibc/deploy/images/beagleboard/ に各種ファイルが作成されています。
そのうち、MLO, u-boot.img, uImage-beagleboard.bin を SD カードの第一パーティション(上記の mkcard.txt で作成した場合、”boot” でマウントされるでしょう)へコピーします。なお、uImage-beagleboard.bin はコピー時に uImage へリネームしてください。
また、console-image-beagleboard.tar.bz2 を SD カードの第二パーティション(上記の mkcard.txt の場合は “Angstrom” でマウントされるでしょう。付属のカードを流用した場合は別の名前になると思います)へ展開します。

こうして作成された SD カードを指して電源を入れると起動シーケンスがスタートし、やがてプロンプトが表示されると思います。

組み込み系の Linux に初めて触る場合には敷居が高く感じられるかもしれませんが、それほど難しい操作は必要ありません。Linux 自体への理解も深まりますし、色々試して分からなければまた質問してください。

sazus says:

Ångströmの構築まで終わり
Building Qt 5 from Git(http://qt-project.org/wiki/Building_Qt_5_from_Git)を参照して
configure を行ったところ

| Warning: Disabling pkg-config since PKG_CONFIG_LIBDIR is not set.
| Warning: Disabling pkg-config since PKG_CONFIG_SYSROOT_DIR is not set.
| The OpenGL ES 2.0 functionality test failed!
|  You might need to modify the include and library search paths by editing
|  QMAKE_INCDIR_OPENGL_ES2, QMAKE_LIBDIR_OPENGL_ES2 and QMAKE_LIBS_OPENGL_ES2 in
| /opt/Angstrom_beagleboard/qt5/qtbase/mkspecs/linux-omap3430-g++.
| *** qtbase/configure exited with non-zero status.
となりmakefileが生成できませんでした。

configureは、
 $ ./configure -prefix /opt/qt5_Angstorm_beagleboard -developer-build -confirm-license -opensource -nomake tests -nomake docs -no-xcb -no-wayland -little-endian -xplatform linux-omap3430-g++ -arch armv7 -opengl es2 -release
にて行っております。
QMAKE_INCDIR_OPENGL_ES2
QMAKE_LIBDIR_OPENGL_ES2
QMAKE_LIBS_OPENGL_ES2
のパス指定はそのディレクトリをしていすればいいでしょうか?

よろしくお願いします。

朝木卓見 says:

いくつかの原因が考えられますので、実際のエラーの確認をまずおこなってください。
具体的には config.tests/unix/opengles2/ でエラーが発生していると思いますので、そちらに cd して、 make を実行してみてください。
そこで発生しているエラーに対応して、qmake.conf の書き換え(もしくはその他の対応)を行います。
上記のエラーログと一緒に詳細を教えていただけますか。

なお、その後の開発の進行に伴って、このページの情報には若干古い部分が出てきています。

  • mkspecs/qmodule.pri のコピーは不要です。
  • qtdeclarative のビルドには qtjsbackend モジュールが必要です。

英語ですが http://wiki.qt-project.org/Devices/TIBeagleBoard も参考にしてください。

また、つい先日「クロスコンパイルサポートの改善」に対応した beagleboard 用 mkspecs が commit されました。(mkspecs/devices/linux-beagleboard-g++)
使用する sysroot によってはビルドエラーが発生することもあるようなので、ちょうど私も色々と確認しているところですが、今後の参考になるかと思います。
この辺りなどは確認が終われば情報を更新していく予定です。

sazus says:

まずは、qtbase//config.tests/unix/opengles2内でmakeしたログを添付します。

/opt/Angstrom_beagleboard/setup-scripts/build/tmp-angstrom_v2012_05-eglibc/sysroots/i686-linux/usr/bin/armv7a-angstrom-linux-gnueabi/arm-angstrom-linux-gnueabi-g++ –sysroot=/opt/Angstrom_beagleboard/setup-scripts/build/tmp-angstrom_v2012_05-eglibc/sysroots/beagleboard -Wl,-O1 -o opengles2 opengles2.o -little-endian -lEGL -lGLESv2 -lGLES_CM -lIMGegl -lsrv_um
/opt/Angstrom_beagleboard/setup-scripts/build/tmp-angstrom_v2012_05-eglibc/sysroots/i686-linux/usr/libexec/armv7a-angstrom-linux-gnueabi/gcc/arm-angstrom-linux-gnueabi/4.5.4/ld: cannot find -little-endian
collect2: ld returned 1 exit status
make: *** [opengles2] エラー 1

確認下ところ、mkspecs/devices/linux-beagleboard-g++があり、
こちらに
QMAKE_INCDIR_OPENGL_ES2
QMAKE_LIBDIR_OPENGL_ES2
QMAKE_LIBS_OPENGL_ES2
の設定がありましたので、再度linux-beagleboard-g++を指定してチャレンジし
結果を報告します。

朝木卓見 says:

原因が分かりました。
configure時のオプションから “-little-endian” を消してください。今のQt5ではエンディアンの判別は自動認識になっています。”-arch armv7″も大丈夫です。

devices/linux-beagleboard-g++ を使う場合、
configure -prefix <prefix> -developer-build -opensource -release -device linux-beagleboard-g++ -make libs -device-option CROSS_COMPILE=<toolchain-path>/arm-angstrom-linux-gnueabi- -sysroot <sysroot> -no-gtkstyle
でビルドできています。

sazus says:

レスがおくれましたがmakeまで完了する事ができました。
構築環境は、Ubuntu12.04LTS 32-bit
Linux version 3.2.0-24-generic-pae (buildd@vernadsky) (gcc version 4.6.3 (Ubuntu/Linaro 4.6.3-1ubuntu5) ) #37-Ubuntu SMP Wed Apr 25 10:47:59 UTC 2012
にて行いました。
いろいろ試した結果ですが

1.Ubuntu12.04LTS 64-bitですと、Ångströmの環境構築時に
bitbake libgles-omap3
がエラーとなりました。なので32bitの環境に変更して構築しました。

2.mkspecs/devices/linux-beagleboard-g++を用いてconfigureを実行することにより
Makefileが作成されました。
ただ、git clone git://gitorious.org/qt/qt5.git qt5したあと
qt5直下にて、configure実行。makeを行うと

make[1]: ディレクトリ `/opt/Angstrom_beagleboard/qt5/qtbase’ から出ます
cd qtsvg/ && make -f Makefile
make[1]: ディレクトリ `/opt/Angstrom_beagleboard/qt5/qtsvg’ に入ります
/opt/Angstrom_beagleboard/qt5/qtbase/bin/qmake -o Makefile qtsvg.pro
Could not find mkspecs for your QMAKESPEC(default) after trying:
/opt/Angstrom_beagleboard/qt5/qtsvg/mkspecs
/opt/qt5_Angstorm_beagleboard/mkspecs
make[1]: *** [Makefile] エラー 3
make[1]: ディレクトリ `/opt/Angstrom_beagleboard/qt5/qtsvg’ から出ます
make: *** [module-qtsvg-make_default] エラー 2

となり、-spec ../qtbase/mkspecs/devices/linux-beagleboard-g++が設定されていないためか
エラーとなったため説明のとおり
qtbase ->qtxmlpatterns->qtjsbackend->qtdeclarative
の順にmake&make installを行い最小構成にてinstallしました。

これから、実機で動作させる予定です。
非常に助かりました。

朝木卓見 says:

おめでとうございます。
一部モジュールに依存モジュールがインストールされていることが必要なものがあるようで、細かく make と make install を行いつつ進めていった方が良いようです。

実機で動かす場合ですが、記事中にある cputype の不備は基本的に解消されているようですので、パッチは当てる必要はありません。ただ、タイミングによっては BeagleBoard-xM は認識されない場合もあるようなので、パッチの中で sed の行を書き換えている部分は適用する必要があるかもしれません。
その判断は cputype を実行した場合に “OMAP3530” と出力されるかどうかで確認してください。 “OMAP3530” と表示される場合にはドライバが正常に読み込まれているはずです。

OpenGL ES のデモが動けば Qt 5 は動作すると思います。

当方では BeagleBoard-xM で qtdeclarative(qmlsceneコマンド) と qt3d の動作の確認が取れました。

qtmultimedia はビルドの確認が取れましたが、 PKG_CONFIG_SYSROOT_DIR と PKG_CONFIG_LIBDIR の二つの環境変数のセットが必要でした。これらがないと gstreamer 用のプラグインがビルドされません。devices 以下の mkspec を用いる場合、これらの変数の値はビルドディレクトリの qtbase/config.status に記載されていると思いますので、それを用いてください。

最後の大きなモジュールとしては qtwebkit がありますが、こちらはただいま挑戦中です。ICU が必要なのと qtquick1 のビルドに(インストール済みの)qtscript が必要なようなので、若干手順は複雑になりそうです。来週以降になると思いますが、動作確認が出来れば報告させていただこうかと思います。

sazus says:

お世話になります。

> 実機で動かす場合ですが、記事中にある cputype の不備は基本的に解消されている
>ようですので、パッチは当てる必要はありません。ただ、タイミングによっては
>BeagleBoard-xM は認識されない場合もあるようなので、パッチの中で
>sed の行を書き換えている部分は適用する必要があるかもしれません。

いまの所問題ないようです。cputypeとlsmodした結果です。
root@beagleboard:~# cputype
OMAP3530
root@beagleboard:~# lsmod
Module Size Used by
rtc_twl 3933 0
twl4030_madc_hwmon 1611 0
twl4030_madc 5600 1 twl4030_madc_hwmon
bufferclass_ti 4676 0
omaplfb 11062 0
pvrsrvkm 143482 2 bufferclass_ti,omaplfb
rfcomm 29460 0
hidp 12003 0
ipv6 240004 8

ただ、OpenGL ESのデモを起動しても、画面に映らない&
/example/demos/clocks/clock.qmlを起動してもiconv_open failedとなってしまいました><
下記に起動した時のログを添付します。
・OpenGL ESのデモ:
root@beagleboard:/usr/bin/SGX/demos/Raw# ./OGLES2Water $
PVRShell: EGL 1.4 initialized
・./example/demos/clocks/clock.qmlの実行
root@beagleboard:~# /opt/qt5_Angstorm_beagleboard/bin/qmlscene -platform eglfs ./example/demos/clocks/clock.qml &
# QIconvCodec::convertToUnicode: using Latin-1 for conversion, iconv_open failed
QIconvCodec::convertFromUnicode: using Latin-1 for conversion, iconv_open failed
Failed to load platform plugin “eglfs”. Available platforms are:
eglfs
minimal

[1]+ Aborted /opt/qt5_Angstorm_beagleboard/bin/qmlscene -platform eglfs ./example/demos/clocks/clock.qml
root@beagleboard:~#

今の所、いって足りない物がないか確認しています。

朝木卓見 says:

画面に映らないとのことですが、ログインプロンプトなどは表示されていますか。
OpenGLのデモだけ表示されないのであれば分からないのですが、
ログインプロンプト含めて何も表示されていないのであれば dvimode の設定などで解消できるかもしれません。
dvimode に言及したページなどは色々ありますので、検索して調べてみていただければと思います。
( OSC名古屋用に実機を送付していて手元にないため、当方の環境の情報などが出せない状態なので済みません。 )

iconv_open failed は無視していただいてかまいません。
こちらのエラーが表示されてもQMLの動作自体には問題ありません。

Failed to load platform plugin “eglfs”
は気になります。
devices/linux-beagleboard-g++ を使用する場合にはデフォルトで eglfs が指定されているため、qmlscene への “-platform eglfs” は無くても動くと思います。

sazus says:

>画面に映らないとのことですが、ログインプロンプトなどは表示されていますか。

ログインプロントは表示されていますし、beagleboardにUSBキーボードを指して
画面のコンソールからログイン等の動作も問題なくできます。

qmlscene でQMLを指定して動作させようとすると
Failed to load platform plugin “eglfs”. Available platforms are:
eglfs
minimal
となります。
私もOSC名古屋には、行きますのでその時に見せて頂きます。

私のbeagleboardはxMではなく、通常のbeagleboard Ver.C4
なのですが、これが問題って事もあるかもしれませんね。
(チップセットが同じなので、可能性は低いとおもいますが・・・)

WHM says:

私もsazusさんと同じ症状が発生しているようです。
この件について、何か進展などありますでしょうか?

実行したところ、下記のエラーが発生します。
————-
root@beagleboard:~# /opt/qt/5/bin/qmlscene ./hello.qml
QIconvCodec::convertToUnicode: using Latin-1 for conversion, iconv_open failed
QIconvCodec::convertFromUnicode: using Latin-1 for conversion, iconv_open failed
Failed to load platform plugin “eglfs”. Available platforms are:
eglfs
linuxfb
minimal
minimalegl

Aborted
————-

Leave a Reply

Your email address will not be published.

Get started today with Qt Download now