オープンガバナンス

Qt Contributors Summit 2012 参加レポート

Published Tuesday July 3rd, 2012 | Leave a comment
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6月21日から3日間、ドイツのベルリンで、Qt Contributors Summit 2012 が開催されました。 昨年に引き続き 2回目の開催となった今回のサミットは、Nokia のほか、Blackberry を製造販売している Research In Motion や Ubuntu の開発元である Canonical など、様々なスポンサー の協力によって開催されました。 今年の会場はベルリン市内の Kalkscheune という場所でした。産業革命の時代にベルリンで最初に建設された工場で、その後様々な変遷を経て現在はイベントスペースやコンサート会場として利用されているそうです。 キーノート 初日は Qt Project のチーフメンテナー Lars Knoll のキーノートで幕を開けました。 昨年の5月に Qt 5 に関する構想 を書いて以来、Qt 5 の開発が順調に進んでいること、2011年の秋に Qt Project をスタートして以来、このプロジェクトが健全に運営されていることに加え、Qt Contributors Summit 2012 の開催の直前に Nokia の大きなアナウンスがあり、Qt は Nokia の Next Billion 戦略の一部ではなくなりましたが、Qt 自体の開発はまだしばらくは続けて行くことなど、最近の Qt や今年の第3四半期にリリース予定の Qt 5 […]

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数字で振り返る Qt 5

Published Friday February 17th, 2012 | Leave a comment
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この記事は Qt Blog の “Qt 5 – A look back at the numbers” を翻訳したものです。 執筆: Marius Storm-Olsen, 2011年12月22日 Marius Storm-Olsen は Nokia の Qt OSS 部門のトップで、Qt Project の運営責任者です。Qt OSS チームには5人のシニアソフトウェアエンジニアがおり、Qt Project に専任で従事しています(これら5人の他にも社内で貢献している者はいますが)。彼らは主にデスクトップ向け Qt 5 のコミュニティと活動を共にしています。 今年(訳注: 2011年)はエキサイティングで多くのことが成された年でした。Qt をたくさんのモジュールに分割し、4月下旬に Qt 5 と呼ぶことを決めました。6月にはベルリンで Contributors’ Summit を開き、Developer Days では両会場で Contributors’ Day を開催しました。年間を通していくつかの(正確には12の)新しいモジュールを Qt に追加しました。そして全ての Qt の開発を、オープンガバナンスの名の下に開放しました。考えてみれば、今年は本当に素晴らしい年でした。 しかし、もう少し掘り下げてみましょう。実際どのくらいのことが起きたのでしょうか。 まずは各 […]

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Qt 4 のオープンガバナンスへの移行

Published Thursday January 19th, 2012 | Leave a comment
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この記事は Qt Blog の “Qt 4 moved to open governance” を翻訳したものです。 執筆: Lars Knoll, 2012年01月10日 Qt は qt-project.org の元でオープンガバナンスへ移行したものの、一つのピースが欠けたままでした。Qt 4 のリポジトリは、これまで従来のシステムで管理されていました。これは単に優先順位の問題で、Qt の開発コミュニティにとって最も意味があると思われる部分から移行してきたためでした。 Qt 4 を qt-project で用いている継続的インテグレーション(CI)システムへ移行するための対応が必要なことが主な問題でした。Sergio や Rohan 他の努力の結果、問題はほぼ解消しました。Linux と Mac OS X では Qt 4.8 の(コンパイルテストと実行テストの双方を含む)完全な CI が稼働しています。Windows では現在コンパイルテストのみを行っていますが、実行テストもまもなく稼働を始めます。 Qt 4.x のリポジトリは codereview.qt-project.org にあります。Qt 5 と同様にパッチの提出やレビューなどが行えます。 Approver(承認者) と Maintainer(メンテナ) は Qt 5 のそれぞれの分野に準じます。一点注意しておくならば、Qt […]

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Qt Project

Published Wednesday September 14th, 2011 | Leave a comment
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この記事は Qt Blog の “Qt Project” を翻訳したものです。 執筆: Lars Knoll, 2011年9月12日 我々は昨年から Qt をより広くオープンに開発する方法をみなさんと議論し、共に進めてきました。様々な検討を経て、新しいソリューションの準備がほぼ整いました。 当初の想定よりも幾分時間がかかりましたが、今後 Qt は新しいドメイン qt-project.org にてホストされることになり、そのための移管作業もまもなく完了します。このドメインは Qt Project のインフラをホストするためだけの非営利財団に属します。これまでに Qt の開発に興味や関心のある企業や、オープンソースプロジェクトなどの関係者からの様々なフィードバックを集めてきました。これらのみなさんがこの最終的な形を受け入れ、そしてもちろん、このプロジェクトに参加してもらえることを望んでいます。すべてのみなさんのすべての要求を満たすことはできませんが、良いソリューションを提供できると思っています。 インフラについて プロジェクトの立ち上げの時点では、ウェブサイト、Wiki、メーリングリスト、リポジトリ、Qt への変更をレビューしマージするための仕組みを用意します。マージの仕組みは git 向けのオープンソースのコードレビューシステム gerrit をベースにしたもので、Nokia が Qt のために動かしている継続的インテグレーション(CI)システムとの連携に対応しました。この CI システムでは、我々にとって重要なプラットフォーム上でのデグレードテストが自動化されています。今後の目標はその他の新たなプラットフォームの移植へも対応できるようにすることです。 バグトラッキングツールは今まで通り Jira を使い続ける予定です。現在の Jira サーバーを非営利財団の方に移管する予定ですが、これはプロジェクトの公開の後になるでしょう。bugreports.qt.nokia.com は bugreports.qt-project.org にて運用される予定です。また Qt の開発に関連するメーリングリストも qt-project.org 上で運営する予定です。 財団の役割と意思決定 どのような形であれ、この財団がプロジェクトの舵取りをすることはない、ということを明言しておきます。この財団はプロジェクトのホストとインフラの管理に関わるコストの管理のためだけに存在します。プロジェクトの方向性やすべての技術的な意思決定は、貢献者や承認者、メンテナからなるコミュニティに委ねられます。これにより、例えば Nokia で働いている Qt の開発者も、アップストリームプロジェクトとしての Qt […]

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Gerrit が Qt Creator プロジェクトに参加しました!

Published Thursday July 14th, 2011 | Leave a comment
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この記事は Qt Blog の “Gerrit joined the Qt Creator project!” を翻訳した物です。 執筆: Kai Köhne, 2011年5月23日 Qt Creator の開発に新しく参加した Gerrit を暖かく歓迎してあげてください。彼をご存じありませんか? Qt Creator の git リポジトリのコミットに以下のような行を書いているのが彼です。 Change-Id: I8364167d5be3e7c361b192318b0bba7fb70d0f2f Reviewed-on: http://codereview.qt.nokia.com/9 というのも、先週から Qt 内部の git サーバーを Gerrit ベースのものに置き換えて、全てのコミットのレビューに使用しているのです。 それは記事にするほどのことなのでしょうか。実は Gerrit の利用はオープンガバナンスに触れることの出来る最初の一歩なのです。以前からパッチをレビューする際の情報の伝達方法(IRC 上で pastebin.com やEメールを併用しての議論)が、様々な技術知識、異なるタイムゾーンと文化を持つ人々に合っていないというのが明らかでした。そのため、opengov@qt-labs.org ではコードレビューツールの必要性が議論されていました。その他の選択肢(例えば、Crucible)も評価しましたが、Gerrit が我々の目的に最も近いツールでした。Qt Creator は Gerrit をフル活用する最初の Qt のプロジェクトです。 すぐに皆さんも新しいパッチをチェックしてコメントできるようになります。また、Qt Contributors Agreement に承諾したあとにはレビュー用のパッチを投稿できるようにもなります。これは Thiago […]

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Qt Contributors’ Summit 参加レポート

Published Wednesday July 6th, 2011 | Leave a comment
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6月16日から18日にかけてドイツのベルリンで開催された Qt Contributors’ Summit に参加してきました。 Qt Contributors’ Summit とは 今回が初の開催となる Qt Contributors’ Summit とは、その名の通り Qt に貢献する人たちが集まる会議です。これは Qt 5 や オープンガバナンス への移行に関連して、その開催が決定されました。Qt に関連した大きなイベントとなると毎年ミュンヘンとサンフランシスコで開かれている Qt Developer Days がありますが、そちらが Qt に関わる全ての人たち向けのイベントだとすると、こちらは Qt それ自体の開発や発展に関わりたい人たち向けのイベントになります。 全体の参加人数としては昨年ミュンヘンで1000人を超えた Dev Days の方が多いのですが、Troll 達の参加人数は今回のサミットが上回り、全体の参加者250名の半分弱である約100名が Troll と Nokia 社員でした。残りは Digia, ICS, KDAB といったパートナーや Accenture, Intel 等の企業、KDE, MeeGo, INdT といったコミュニティ等からの参加でした。とはいえ、KDE 等のコミュニティのメンバーは Troll やパートナーのメンバーであることも少なくないため、だれがどういった立場で参加しているかは単純ではありませんが。 サミットの詳しい情報は wiki にありますので、是非そちらも参照してください。トピックリスト […]

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オープンガバナンスにおける役割とその責任

Published Thursday June 30th, 2011 | Leave a comment
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この記事は Qt Blog の “Open Governance Roles and Responsibilities” を翻訳したものです。 執筆: Thiago Macieira, 2011年5月20日 先日の「成熟レベル一覧」という記事と、その前の「成熟レベル」で Qt のコードの各パーツのメンテナに何が期待されるのかを示唆しました。この記事では Qt のオープンガバナンスで働く人々に期待していること、どのような役割が存在し、そのそれぞれにどのような責任があるのかを詳しく説明しようと思います。 簡単に言うと、3つのレベルだけになるでしょう。 Contributor(貢献者) Approver(承認者) Maintainer(メンテナ) “Chief Maintainer”(チーフメンテナ)の存在は四番目のレベルではありません。詳しくは後述します。 外部からのインスピレーション Qt Open Source プロジェクトでは、非常にフラットかつシンプルな構成を望んで、そのアイデアを練り始めました。メーリングリストでの議論はとても興味深く、初期には “board” もしくは “oversight committee” と呼ばれていた構成がありました。(初期に私が作成した資料には、「スパイ映画や番組で使われるような陳腐で無意味な名前 − 例えば、理事会、監督団体、本部等 − を見つけよう」という提案もありました。)しかし、最終的にはそれらではなく、成功している既存の巨大なオープンソースプロジェクトを参考にすることにしました。 我々が特に参考にしたのは WebKit と Linux kernel の二つのプロジェクトです。双方のプロジェクトには利点も欠点もあり、どちらもそのまま Qt に当てはめることは出来ないと考えました。Qt ではそれぞれの良いところを組み合わせたいと考えました。信用に基づくネットワークと分散開発を利用したいと思いましたが、新規の貢献者と最終的なリポジトリとのホップ数は出来るだけ小さくしたいとも思いました。また、Qt には品質を保証するための非常にアグレッシブなデグレードテストと継続的インテグレーション(CI)システムがあります。 ここで紹介するモデルは長い間議論され、やがて Robin Burchell と私の間の長い IRC セッションを通じて形になったものです。全ての結論は […]

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Qt Contributors’ Summit

Published Wednesday June 15th, 2011 | Leave a comment
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この記事は Qt Labs Blog の “Qt Contributors’ Summit – Last Minute Updates” をもとに加筆したものです。 今週 16~18日にドイツ・ベルリンにて Qt Contributors’ Summit を開催します。これは、Qt に貢献している方々が世界中から集まり Qt の将来の方向性や開発体制についての議論をするための初めてのイベントです。 アイデアとしては、状況に合わせて変化する アンカンファレンス形式 (一部のセッションはもっと構成されていますが)で行います。トピックを公募しており、参加者による提案でアドホックセッションも行えるように十分なスペースを用意しています。 参加者の方々にイベントに向けてご提案頂いたトピックは the Qt Developer Network にて公開されていますが、Qt 5 と オープンガバナンス が主なトピックとなります。本当に素晴らしい議論になりそうで、火花が散るのを見るのが待ちきれません。タイムテーブルは こちら で公開されており、メインルーム GEO でのセッションは撮影され後日公開を予定しております。 さて、今我々の Community Manager である Alexandra はイベントの最後の準備に追われていますが、部屋はもう満杯だそうです。締め切り前に登録して頂いた方々のおかげで、十分な部屋・席・食事等の計画を立てることができ、また、たっぷり水増しはしていたそうです。それでも、土壇場のリクエストに圧倒されている状況の中ですでに定員ギリギリとなっていますので、かなり熱いイベントになるかと思います。 ひとつ残念なお知らせです。実際にオープンガバナンスをローンチしリポジトリを公開するために本当にハードに頑張っていますが、今回は「まだローンチ出来ません。」と答えるしかありません。複雑な作業で、悪い影響が後で出ないようにしたいと思っています。要するに、今回のイベントではオープンガバナンスはローンチされません。しかし、我々は本気でやろうとしていますし、早く解決したいとも望んでいます。 尚、今回のイベントには Qt コミュニティの方々に加えて世界中からたくさんの Trolls も参加する予定で、その数の多さでは DevDays 以上かも知れません。日本の Trolls も参加する予定ですので、Twitter アカウント @qtjapan @qtbynokia をフォローしておいて下さい。もしかしたら、16日10:00 […]

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Qt モジュールの成熟レベル一覧

Published Thursday June 9th, 2011 | Leave a comment
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この記事は Qt Blog の “Qt Modules’ Maturity Level: The list” を翻訳したものです。 執筆: Thiago Macieira 2011年5月12日 先週、オープンガバナンスと将来の開発に向けて Qt での利用を提案しているレベルのフレームワークに関する 記事 を書きました。その中で Qt の各コードを調べてどのレベルにあるべきかを決めることを述べました。この記事ではその結果を皆さんと共有したいと思います。 まず最初に、このリストは将来リリースされる Qt に対するものだということを理解してください。特に重要なのは Qt 4.8 と 5.0 です。現在リリースしているシリーズ(4.7)には機能の追加も削除も一切行わないので、受け付け可能な種類のバグ修正を除いて、この仕組みは適用されません。例えば、デグレードを引き起こす可能性のあるケースに関するバグ修正がある場合、コミュニティはそのコミットを承認する前にコードの品質レベルとデグレードが起こる可能性を考慮し、リリーステストを行う必要があります。また、他社から、特に Digia から過去のリリースへの特別なサポートを得ることも可能です。しかし、それはオープンガバナンスの範疇外になります。 次に、下記のリストは Active(アクティブ) や Maintained(メンテナンス) では無いものだけを記載しています。今最も重要なことは、我々 Nokia が何に取り組んでいて、何は取り組んでいないかを正直に明らかにすることだと考えました。これは特にバグを報告する人々に重要です。なぜなら、我々としては Done(完了) かそれ以下のレベルにあるサブシステムへの、優先度の低い問題を修正するつもりがないからです。例えば QtDBus のように、下記のリストにないものは “Active” か “Maintained” 状態にあります。このリストは Qt だけにフォーカスしたものであることに注意してください。そのコードは古く、レガシーなものも含まれています。 この最初のリストは(ブログで公開する性質上)静的なものですが、オープンガバナンスと Qt 5 の開発がスタートした際にはリストがとても頻繁に更新されるでしょうから、Qt Developer Network […]

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Qt のモジュールの成熟レベル

Published Thursday June 2nd, 2011 | Leave a comment
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この記事は Qt Blog の “Qt Modules’ Maturity Level” を翻訳したものです。 執筆: Thiago Macieira 2011年5月3日 Qt にバグを報告したことのある方であれば、すぐに対応されるものもあればそうでないものもあることに疑問に思ったことがあるかもしれません。しかし、そのほとんどが人間的な要因だということは驚くには値しないかもしれません。その報告が問題となるコードに精通している人の目に留まった場合、当然時間があればですが、優先度が P3 のように低いものであってもすぐに対応されることでしょう。逆にあまり知られていない分野のものであった場合には、修正されるまでには時間がかかるでしょう。また、[qt QHttp] や [qt Qt3Support] のように既に非推奨なものに関しては、バグが修正されることはないでしょう。 これを頭に入れた上で、モジュール化 を行うにあたり、私たち自身が Qt のそれぞれのモジュールのコードについてどのくらい精通しているかを見てみることにしました。この確認を通して Qt にある機能のうちみなさんにこれ以上使ってもらいたくないもの、協力が必要な場所、コードに満足している箇所を明らかにしたいと思います。 そして私たちは各モジュールの状態のまとめの一覧を作成しました。この一覧を モジュールの成熟 (Maturity)レベル と呼ぶことにし、オープンガバナンス化の一部として将来的に使おうと思っています。 レベルの定義 上から下まで5つの異なるレベルに加え、補助的なステージを1つ用意しました。アクティブなものから順に並べたものが以下になります。 Active(アクティブ) モジュールや機能は積極的に開発されており、変化も速いです 新機能も期待できます バグへの素早い応答時間 メンテナは新しいコードやバグの修正を積極的に受け入れます Maintained(メンテナンス) P0、P1、P2 のバグは修正されるでしょう 機能については Done(完了: 以下を参照)と同様です 機能は追加されるかもしれません メンテナは新しいコードやバグの修正を受け入れます Done(完了) 安定性の確保がメンテナの一番の目標です メンテナはコードが「動くこと」(コンパイル、テストにパスすることなど)を保証しなければなりません 新機能の追加やパフォーマンスの改善は行われないでしょう P0 と P1 のバグは修正されるでしょう […]

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